節約生活からの禁酒

僕は大の酒好きです。半年前までは毎日浴びるように酒を飲んでいました。ワインは体質的に合わないため飲んでいませんが、ビールやウイスキーを中心に毎日飲んでいました。それこそ禁酒という言葉とは無縁の生活を送っていましたが、ある時期にどうしてもお金が必要になりまして、生活面においての節約生活が始まりました。自分の支出と収入のバランスに目を向けてみたところ、一ヶ月におけるアルコール飲料の購買金額に愕然としました。僕が禁酒を生活スタイルに取り組むようになった最初の原因は「お金の問題」です。家計簿を付け始めて気づいた事は、なんと一ヶ月の食費よりも飲酒代のほうが上回っているという笑えない生活パターンを過ごしていたという事です。お金が必要な時期に一番節約出来そうな部分でしたが、半ばアルコール中毒気味でしたので、そう簡単にお酒に掛ける金額を減らせませんでした。自分でもびっくりするくらい習慣化されたものでしたので、軌道修正する努力はなかなかのものでしたね。お酒の質を下げる事は意外と簡単でしたが、「量」という部分に関しては、節約生活で飲酒代を削っていたにも関わらず、不思議と増えていきました。金銭的にはやや緩やかになり、一ヶ月に掛ける食費代に並びはしたものの、摂取していたアルコールの量は徐々に増えていくという始末でした。そんなある日、禁酒まで踏み切った出来事があります。それは「ムダ」という意識が芽生えた瞬間でもありました。普段はあんまり乗らないのですが、金曜日の夜の電車内で、サラリーマン風の男性が電車内で思いっきりゲロを吐きました。もともとアルコール臭がすごかった電車内ですがゲロの臭いがそれを覆し、他の乗客もゲロに触発されそうな状態でしたので、ヒヤヒヤした思い出があります。その当時は、運が悪かったと長いこと考えていましたが、ふとした瞬間に「アルコールってそんなに大事なものなのかな」と、自分としては信じられない気づきに全身が包まれました。それ以来、酒の量を減らすというよりは、毎日の飲酒を辞める事にも難なく成功し、お金が必要な時期の節約生活も終えましたが、今現在ではアルコールを摂取する量は驚く程減りました。一週間においての「お酒を飲む日」というのを設けて生活しています。具体的には週に3回、そして350mlのビールやチューハイを2本買う程度です。今ではそれが適量になっています。「お酒はムダ」だと気づけた体験は、自分の中では大きなものでした。